先日、テレビ朝日系列の「光一&シゲのSHOWマン!!」にてARG制作集団の「第四境界」が紹介されていました。
作品に引き込まれる感覚にドキドキしましたね。
でも、そもそもARGとは何なのでしょうか。
また番組では、代表作の「人の財布」についてのお話がありましたが、それは第四境界の魅力のほんの一部にすぎません。
この記事では、そもそもARGとは何なのかということと、第四境界の作品の魅力についてお話ししていきます。
ARGとは
ARGとはAlternate Reality Game(代替現実ゲーム)の略です。
現実と仮想を交錯させることでより深い没入感を得ることができる新感覚のゲームで、
現実と地続きになった不思議な物語の登場人物となって事件を解決していく遊びです。
例えば不思議なウェブサイトを見つけたり、道端で拾った落とし物の中身がおかしかったり、
この「あってもおかしくない」雰囲気が自然に物語に没入させてくれます。
違和感を突き詰めた先に待つものは巨大な闇か、はたまたハッピーエンドか…
重厚なストーリーが織りなす新たな体験に身を投じてみてはいかがでしょうか。
第四境界とは
第四境界とは、株式会社storynoteの運営する団体で、ARGを制作している団体です。
もともとARGは欧米ではメジャーであったものの、日本ではあまり浸透していませんでした。
そんな中、storynoteのリリースした『Project:;COLD』シリーズが大ヒット。
日本のARGの道が切り開かれました。
その後第四境界が発足し、『人の財布』が発表されました。
当初『人の財布』は大量生産の予定ではなかったものの、想定以上の需要があったため
慌てて増産したことを、
第四境界総監督の藤澤仁氏が第四境界公式Youtubeでおっしゃっていました。
その後も次々にヒット作を世に出し、
2025/11/20には総プレイヤー数が200万人を突破したことが発表されました。
第四境界は日本におけるARGの立役者といえるでしょう。
第四境界の作品
人の財布
第四境界を代表するARGです。
購入すると届くのは一つの財布のみ、あなたは財布の中身を見てその違和感に気づくことでしょう。
その違和感をインターネットで検索したり、登場人物と会話することによって謎は紐解かれてゆきます。
果たして財布の持ち主の正体は。
現実と虚構が混ざり合う新しい物語体験をお試しあれ。
かがみの特殊少年更生施設
実在のウェブサイトを利用した無料の常設型ARGです。
舞台は非行を犯した少年少女が更生のために入れられる「かがみの特殊少年更生施設」です。
通常少年院の卒院者の再犯率は30%といわれていますが、
なんと「かがみの」の卒院者の再犯率は0%。
そんなことがあり得るのでしょうか。
サイトの調査を進めていくと、この施設の巨大な闇の片鱗に触れることでしょう。
また、「かがみの」には続編となる「少年の声、彼女のうた」が存在します。
どちらも無料ながら大ボリュームで、
私は一人で遊びましたが、両方合わせて30時間以上かかりました。
一人でも、お友達とでも、徐々に明らかになる真実に時間を忘れて没入してしまいます。
こつこつと着実に進捗を積み重ねられる人にお勧めです。
事故物件鑑定士試験
事故物件に関する調査やその浄化を行う「事故物件鑑定士」
その認定試験に挑戦するといった内容です。
合格には事故物件に関する法律や霊的な知識・素養を問われますが、
事故物件鑑定士協会のホームページには過去問もあるので事前に勉強しておくと
合格率を上げることができるでしょう。
合格後は実際に事故物件鑑定士として業務を行いますが、
そのサポートも手厚いのでご安心を!
赫本(AKAHON)
2025年12月時点でリアルタイムに進行している小説型ARGです。
発端はX上に現れたゲーム開発者のアカウント「The Way hOme」です。
ゲームの内容は飼い主を失った猫が、事故物件の中で怪異と闘いながら飼い主を探す
というものです。
ところが、突如ゲームの開発中止が発表されました。
その後「The Way hOme」は「赫本」というアカウントに変化しました。
そして「赫本」ホームページにてこの一連の事件が、
試験問題型ホラー小説集「赫本」の一部であることが公開されました。
試験問題型という名の通り与えられた試験を解いていくのですが、
第1章「The Way hOme」では実際に解答用紙を「先生」のもとに郵便で送る、
第2章「アクスラについて」ではウェブ上で回答を送信する、
というように「誰か」との接触を行います。
現在は第2章の「アクスラについて」編まで公開されていますが、
まだまだ合流するには遅くありません。
現在までの物語は無料で公開されておりますので、一緒に呪いの行く末を鑑賞しませんか。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
この記事を通してARGや第四境界について興味を持ったという方がいたら
この上ない幸せです。
私も第四境界の作品の大ファンで、テレビでの紹介を見たときとてもうれしくなりました。
これからも発展を遂げるであろうARGを一緒に楽しみましょう!

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