こんにちは、pianissimoです。
今週日曜日2月8日に決着する衆議院選挙についてです。
私も投票に際して政治に対して興味を持ち始めたのですが、明日のテレビ欄を見て一つの疑問が浮かびました。
投票締め切りが午後8時なのに、テレビではその午後8時前後から当選確定などと発表しています。
まだ開票が始まったばかり、あるいは始まる前からこのように当確を出せるのは何か理由があるのでしょうか?
また、投票所で行われている出口調査の信憑性はあるのでしょうか?
ということで今回は、私が選挙に関して疑問に思ったことを調査し、まとめていきます。
同じような疑問を持った方は、ぜひこの記事を最後までご覧ください。
📍この記事で分かること
・開票速報の当確はなぜ出るの?
・開票速報の「当確」は本当に当選なの?
・出口調査って何?
・出口調査の信憑性は?
・最高裁判所裁判官国民審査とは?
・最高裁判所裁判官国民審査の結果はいつ出るの?
開票速報の当確はなぜ出るの?
選挙当日、投票締め切りの午後8時時点でメディアが当確を出すことができるのはなぜでしょう。
その理由は、メディア独自の「出口調査」にあります。
出口調査とは、投票を終えたばかりの有権者に、「誰に投票しましたか?」と質問することです。
そんな質問にみんな答えてくれるの?
と思われるかもしれませんが、統計学の考えを用いれば、実は有権者全員の投票先を知る必要はないのです。
📍有権者数は精度には関係ない
人間の直感として、大きな母集団を調査するには多くのサンプルを必要とする気がしますが、「十分に大きなサンプル数であれば、母集団の大きさは調査の精度に影響しない」という統計学の原則があります。
これは日常生活で想像することで腑に落とすことができるかもしれません。
例えば、あなたが紅茶に角砂糖を入れるとします。
そのとき、紅茶をよくかき混ぜて少しだけ飲めば、全体が自分の好みの甘さになっているかどうかを知ることができますよね。
これは、仮にティーカップ1杯でも、1リットルのペットボトルでも同じように一口の味見で味を知ることができます。
このように、母集団(紅茶の量・有権者の数)は、調査の精度に影響することはありません。
数万人の有権者を持つ選挙区であっても、数百票の行方さえわかってしまえば全体の戦況を非常に正確に理解することができるのです。
重要なのは、あらゆる属性から均一に(ランダムに)サンプルを採取することです。
📍ホモフィリー効果
例えば、40代にはA党が人気、男性にはB党が人気、この地域ではC党が人気など、似た属性を持つ人々は似た思考になりやすいといった統計的な傾向があります。
このような傾向を、ホモフィリー効果といいます。
ある地域で圧倒的にある政党が支持されているからといって、その政党を「当選確実」として発表することはできないのです。
各メディアは、このホモフィリー効果を考慮し、全国各地から膨大な情報を集めることで「当確」を出すことができるのですね。
「当確」は本当に当選なの?
先ほども述べた通り、メディアの発表する「当選確実」は、膨大な事前情報によって導かれた推測であり、その精度は極めて高いです。
しかし、あくまで推測は推測であるため、過去には一度発表した当確を取り下げる事態も数度あります。
これは、出口調査の結果に大きな偏りがあり、実際の投票結果と比べ大きな差が生まれたときに発生します。
このような誤報が発生した場合、そのメディアは情報の信頼性に大きな失墜を起こします。
そのため、現在ではインターネットを用いてより多くの情報を集めたり、AIを用いてより正確な予測をしたりと、各メディアは誤報の防止に努めています。
当確は、各メディアがそれぞれの情報力を証明するために威信を持って発表するため、非常に厳しい基準が設けられています。
📍正確な調査に必要な票数
より正確な当選予測のためには、「標準偏差(ばらつきの大きさ)」を考えることが重要です。95%の信頼度のある当確を出すには、2000票程度のサンプリングが必要です。
最高裁判所裁判官国民審査って何?
今回の選挙では、衆議院選挙の小選挙区、比例代表ともう一つ、最高裁判所裁判官の罷免をするかどうかの国民審査があります。
📍最高裁判所裁判官国民審査
日本国民が最高裁判所裁判官が適格であるかどうかを審査する制度です。
任命された裁判官は、任命後初めて行われる衆議院選挙の際に国民による審査を受けます。有効投票総数の過半数の票において「×」が記入されればその裁判官は辞職します。
国民審査の開票は、衆議院選と同日の2月8日です。
各選挙区で、その選挙区で投票された票を開票します。
この国民審査という制度で罷免になった裁判官は過去一人もいません。
今までで最も罷免希望を出された裁判官でさえ約15%の投票にとどまっています。
なんというか、「そりゃそうだろ」と思いませんか?
いずれかの政党に投票しなければならない衆議院選に対して、裁判官の国民審査は「罷免させる・させない」ということを決めます。
あまり司法に関心のない国民は、「罷免させない」に投票したくなるのが感情でしょう。
加えて、ほとんどの市民は最高裁判所にお世話になることは無く、罷免による恩恵を感じづらいのが現状です。
対象となった裁判官がよほど問題のある行動・言動をした人でなければ、市民の中に「罷免希望する・しない」という選択肢は生まれないように感じます。
ですので、その「よほど問題のある」人が裁判官にならないように司法を監視するのがこの投票の役割ということですね。
まとめ
この記事では、2月8日開票の衆議院選挙・最高裁判所裁判官国民審査について気になることをまとめていきました。
参政権は、国民に与えられた大きな権利の一つです。
選挙はその参政権を行使できるほぼ唯一の手段ですから、ぜひ参加したいですね。
私も当日は予定があったため期日前投票をしました。
当日投票の方は雪にお気をつけください。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!


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